CATS.五反田.2004.11.30

C A S T
グリザベラ/早水 小夜子ジェリーロラム=グリドルボーン/秋 夢子
ジェニエニドッツ/高島田 薫ランペルティーザ/章 ヤヤ
ディミータ/増本 藍ボンバルリーナ/南 千繪
ジェミマ/王 ?タントミール/高倉 恵美
ヴィクトリア/大月 悠シラバブ/池田 祐実子
カッサンドラ/大口 朋子
オールドデュトロノミー/石井 健三 アスパラガス=グロールタイガー、バストファージョーンズ村 俊英
マンカストラップ/趙 宇ラム・タム・タガー/芝 清道
ミストフェリーズ/坂本 登喜彦マンゴジェリー/百々 義則
スキンブルシャンクス/鈴木 涼太コリコパット/徐 元博
ランパスキャット/幸田 亮一カーバケッティ/三宅 克典
ギルバート/千葉 ヒカルタンブルブルータス/齊藤 翔
マキャヴィティ/上田 龍雄


やっと帰ってきましたよ!奇跡の猫達が!!
てなわけで、毎度お馴染み友人Hと8年ぶりの東京CATSへ。、
シアター内は本当に狭い!今回はステージや壁のゴミだけでなく、場内の内扉も、客席通路も装置のように装飾がされています。
あああ!だから専用劇場なのよね、CATSは!!さらになんていったって回転席復活!!
コレですよ、やっぱりCATSはコレがなくては。舞台が始まるまでCATSワールドの全貌が見えない。
それこそ、ワクワクさせる最大要素なのかもしれません。
今回はとにかく7年ぶりに回るのが第一の目的でもある。(笑・札幌が最後だった)
席は4列5番6番と回転席の最後列、最下手。すぐ横が舞台なのですが、ここでゴミの中に動く時計発見。
多分時間は合っていたと思う。えー、5分くらい押して開演しました(笑)

▼オーヴァチュア▲
の、前にまだ客電が点いたままの状態で舞台上トリオが登場。むろん驚く客(笑)してやったりなんだろうな〜。
回転席じゃないとちょっとわからないからお楽しみポイントですね。
でも3匹が一列で同じハケ口にかえるのはなんかオカシイぞ。列なすか!?猫。
ドォォン!という爆音がやはり好きになれないけれど…それと同時に待っていたこの瞬間!
ま、ま、まわったぁぁ〜〜〜(≧▽≦)暗闇の中、友人Hとにんまり顔を見合わせてました(怪)
そしてドドドドっと現れる猫の目。メチカは〜マンゴジェリーだったかな〜〜〜??

▼ジェリクルソング▲
さすがに最下手なわけで見切れるのですよ。センターがギリギリかな。
初の趙マンカストラップ。いや〜あんなにお間抜け全開だった趙マンゴがここまでかわるとは!
ご本人もおっしゃっていたが、やはり“芝居”が好きなんだろうね。
しかし何故、中国勢は猫メイクすると時代劇風になるんだろう(眉毛スゴイ角度だから)徐さんといい趙さんといい。
徐コリコパットの滑り台登場も目の前ってか真横で。通り過ぎちゃったけど(笑)やっぱりべっぴんさんで(爆)
でもちょっとメイクが簡略化されたというか、表情がわかりやすくなったかな。目元とか。
さてさて本日の最大級のお楽しみ!!は、芝タガーですよ〜。黒タガーでは初!
思えば福岡行きの羽田空港で“大阪公演に芝タガー降臨!”のメールを某Pさんから頂き、友人Hと絶叫してはや4年。
ソング前奏の最後に登場するタガー。しかし殆ど見切れました(T_T)
だがしか〜し!♪だまったまま〜〜絶えて強く…っ♪ああああ!芝タガーだぁぁぁ!!!
この文字では表せない“…っ”の部分(爆)顔は見えないけど絶対口の端で笑ってるんだ〜きっと(笑)
そしてそしてやはり鳥肌が立った早水グリザベラの♪その孤独を♪
いや、もう足元からぞわわわっと。そんでもって心臓がキツくなりました(><)
早水グリザは♪シニカルキャッツ、ひねくれキャッツ!でぐわっとした表情が意外で素敵でした。
全体的に歌のパワーが希薄。ジェミマとボンバル高く上がるせいなのか特にヘロヘロでした。
すごい慎重に歌ってるような感じなんだよね。思い切りがない人多し。
あと、これも回転席ならではなんでしょう〜揺れる座席(笑)ジャンプしたりスライドしたりするとかなり振動がきます。
私は好きです、なんか遊園地の木製アトラクションみたいで。

▼ネーミングオブキャッツ▲
ぐはー!見合っちゃったよ早水グリザと!!おおおお、とか思いながらも負けずに最後まで見合わせて頂きました。
感情の起伏で揺るがない目が、逆に『この猫は何を訴えたいのか。』と、とても吸い込まれていきました。
やっぱ猫によって語り方は様々ですね。
早水グリザの前には大月ヴィクトリア。品の良い感じで声は可愛かったです。
マンカス科白はよかったです。発音凄いですね〜。大阪で初めて観た時のあのカタコトさは何処へ?(まぁ、何年も経ってるけど。)
声や抑揚は野中マンカスの様で、ドッシリではなく科白を聞かせる感じでした。味のある感じ(笑)

▼ジェニエニドッツ〜おばさん猫〜▲
初の高島田ジェニエニ。小柄だけど笑顔がヨッコさんみたいで朗らさ満天。
NEWジェニエニでは久々のヒットでした。『ありがと皆さん!』も可愛かったし。
ゴキちゃんずタップ。あはは、近くで聞かない方がいいのかも(辛口トーク?)
いや、最初は良いんだけどローリングが続いていくとバラバラバラ…。いや、合わせるの大変なのはわかるけど。
わかるけど〜合わせてください
百々マンゴごき、わざとなのかずーっとぬぼーって顔してた。ランパスも時々する(笑)…ゴキ内で流行中?

▼ラム タム タガー〜つっぱり猫〜▲
のっけからヤられました!
前奏のブレイクでいつもなんかしらやってくれるタガー。芝タガーの場合『んぅ!』とかちょっと吐息ちっくだったんだけど。
今回はぽそっと『…なぁ。』(猫が鳴く感じの“なぁ”)“なぁ。”って!!うわ、肩透かし(@w@;
最初はおとなしくなったのかなーって感じだったけどやっぱあの声ですわ。芝さんの声ってほんと凄いね。
大きい声とかじゃないんですけど、ふくよかというのとも違う、本当にパワーがあるんですよ。
お客様とのダンス後はやはり熱烈キッスをぶちかましてました(遠巻きにみたらヘッドロックして頭突きしてるみたいだったけど)
しかし、あんな顔面ド真ん前でアノ顔で絶叫されたら耐えられませんな(^^;)
ナンバー後、ステージ上を引っ掻き回すのはもう流石というか。本当に大騒ぎ。徐コリコ負けてました(笑)
大阪で観た時は『ぶぅぅー!』って対抗してたのに、芝タガーの顔面攻撃&奇声に仰け反ってました。
でもグリザが出てきた時の変わり様はやっぱカッコよい芝タガー。何気にカンの良い“くえない猫”ですな。

▼グリザベラ〜娼婦猫〜▲
もうなんだかやっぱり他の猫と違う場所に居ますね、早水グリザベラ。
威嚇された後の無気力さとか、はぁぁ〜って悲しくなります。
ここまで蔑まれている“理由”っていうのがわかる。大阪でみた他のグリザベラはやはりそれが薄かった。
なんでこんなに嫌われ者なのかが分らなかった。他の猫達がただイジワルしているみたいで。それは違うじゃん?
高島田ジェニエニの緊張感もいいです。グリザベラを見詰める目がドラマでした。
ジェミマは歌はそんなに悪くないけど強く出ている意味がわからんなー。強いだけだなぁ。
何でそんな歌い方なのかってところ。ジェリーロラムもそんな感じでした。お二人は日本の方じゃないんですよね。
言葉を発音できてもその意味を言葉に乗せるのってやっぱり難しいのかな?

▼バストファージョーンズ〜大人物?〜▲
なんだかもうCDの様に聴こえるよ、村バストファ。変わらないお声。まぁそれがイイととるかワルイととるかは人其々。
私は好きですよ。
さて、雄猫陣が活動開始なわけですが。滑り台の上に居た三宅カーバケッティ。
しゅる〜っと滑ってきて到着地点でぴたっと客席にあのくりくりお目々で振り返る(笑)
いやもう、計算され尽くしてますな、三宅カーバは。もう仕草やら表情やら行動が絶妙です。
さすが年季が違います。三宅さんの初CATSていつだっけ?大阪再演あたり?
ある意味四季キャッツのデュトロノミーですよね。毎回上演が決まる度に三宅さんのお名前をみてホッとします。
バストファさん“ごちそう”が“おいしいもの”に変わってました。どんな意味合いが込められた改定なのだか?
頼まれたのは“政治改革”だったかな?演説時、めっちゃ徐コリコビュー。政治の話になると途端に顔を顰めてました。
あからさまにわかんないらしい。まわりもわかんないらしい(笑)皆で『さぁ〜??』って。

▼マンゴジェリーとランペルティーザ〜泥棒猫〜▲
初見ペア。というか、初マンゴだし初ランペルです。
キャスト写真をみて『百々さん、どんどんマサヨシさんに似てきてるなぁ。』と思ったけど、そういや百々さんもスキンブルやってるんだよね。
“マンゴとスキンブル”ってのはマサヨシさん系列だし、“ランパスとマンゴ”は辻さんと一緒だし…。
辻スキンブルってのはナシですか?(←めっちゃみたいんだよ、前々から。)
さて、話が逸れたが、そんな感じで百々マンゴジェリーはちょっと年上おっとり系。やっぱ顔は“ぬぼー”だからかな〜。
でもここに来て、フレッシュマンゴ(果物みたいだな^^;)系から、マサヨシさんやアジさん系年上マンゴの雰囲気に戻してきたような。
これから個性を見せていって、マンゴジェリーというキャラを魅せていって欲しいです。
ランペルはちょっと落ち着いてるかな〜。声も落ち着いた感じなのではしっこさがあまりない。
声は落ち着いていてもランペルの元気さとかは出してほしいな〜〜。今後に期待なカップルです。
あと、百々マンゴ、背中リフトの時すんごい上体が揺れてました。こわいよう〜〜(><)
そんなマンゴを見て、『そういやマンゴってこの状態で♪二人の仕業は〜って歌うんだよね(汗)』と、改めて大変さを実感。

▼オールドデュトロノミー〜長老猫〜▲
はぁぁ〜芝タガーのデュトロノミーはいいですねぇ。
敬愛してはいるけどやっぱりなんか他の猫とは観点が違うというか、俯瞰的なところがある。
だいたい、寝そべったまま♪し〜あわ〜せ〜♪はないだろう(爆)でもソレがタガーらしいのだ。

▼ジェリクル舞踏会▲
今回席のすぐ横が出ハケ口なのでなんだかバタバタしてた気がします(笑)正面からみれないしね。
あ、でも途中でグリザベラが出てきてコリコの威嚇(ハケるときと出てきたとき)が目の前で観れた。ちっちゃいけど勇気満々。
ハケる時『あ、また来やがったな!』ってのとその後出てきて『あ、まだ居やがったな!』ってのがよくわかって楽しかった。
ジェリクルキャッツの科白に入る前、ボンバルリーナとヴィクトリアのトリプル(ピルエットね)、ヴィクがダブルだった…。
ブレてしまってトリプルを断念した感。うう〜あれは揃ってないと勿体無いぞ。
科白、シラバブの身のこなしがやはり無垢感を感じない。池田シラバブ、歌可愛くなった気がしていたんだけどそれだけだった。
てか。声を可愛くしただけだろう!だまされるところだった(−"−メ)顔も綺麗メイクのままだし。ホント君は誰!?
ディミ、ボンバル、タントミールの月を仰ぐポージングはよかったです。やはり“あ、月かぁ”ってお客さんがわかる間が欲しいんですよね。
高倉タントのデフロッペアラセコンドは絶品。出した時も揺るがないし、上がった足も軸足も微動だにしません。凄!
途中静寂になりデュト様が出てきて空を仰ぐと満天の星空に。おおお〜と客席からも感嘆の溜息。
まるでミストフェリーズ。はっ!だからメモリー前の星空マジックなくなったの!?Σ( ̄□ ̄
そして再びボールが始まり〜えっジェニエニの振りってそんなんだったっけ!(@◇@;
下手花道付近に居たジェニエニドッツがミスト以下と全く違う振りをしていたので一瞬目がテン。
よくよく見れば舞台後方のヴィクトリアも同じような振りだったけど、あんな手前であんなに違う振りだったっけ?
確かにメインのダンスは雄猫陣+ディミ&ボンバルで、他の雌猫は装置の上とかだから振りが違うのは知ってたけれど。
一瞬改定前の振りに見えてドッキリしたのです(−−;)←大好きな振りだったので覚えてるんです。
その後、雌猫ダンス→雄猫ダンスと流れていくのですが、これはやはり大口カッサンドラ!
ダイナミックさと余裕の兼ね備ったダンスは圧巻です。オーラが“ダンスキャプテン・カッサンドラ”です。
そしてその後方で徐々に集まる雄猫陣。そしてそのキャプテンは…タガーか!!?Σ(@□@;
『ま、興味ねぇんだけどさ、しっかたねぇなぁ〜俺様も参加してやるよ。』って聞こえてきそう。
もちろん口の端で不敵に笑っているし。しかも先頭だし。『しゃあねぇな、行くぜ、野郎ども!』みたいな(爆)
おっかしいよ、芝タガー。タガー街道まっしぐらですわ(てか道を造ってるのは彼か?)
しかし、楽しいだけでは済まされず。千葉ギルバード九死に一生!
いや、カーバとのダブルのソテも着地大失敗してたけど。最後のピラミッド前、大転倒(><)
雄猫がバットマンアラセコンドした後、円形の舞台ツラを駆け抜けるのですが、その出だしで。
さすがの身体能力で横転と転身受身の中間って感じでしたが、あれはもう隠し様もなく(泣)
でも大事に至らないでよかったです。誰かが巻き込まれることもなかったし。そこいらは皆さん流石。動揺もせずで。

▼メモリー▲
早水さんの声はもう倍音ふくよかな弦楽器のよう。いったいどこまで広がりと深みのある声なんだろう。
かといって決してオペラではないのです。過剰表現は全く無い。シンプルにストレートに。
そして芝居がとても良い!!皆が去っていった後、徐々に伸ばす腕とその時の表情が切な過ぎです(ToT)
もっとはやく伸ばせば届いたかもしれないのに…。みたいな。
一人月明かりを浴びてたたずむ姿、思わず踊ろうとしてガクっと揺らぐ姿、その後誰に言い訳するかのように気丈に襟元を直す姿。
ただただ切ない。なんて頑なに過去に生きているのだろう。寂しさが溢れ出ているのと寂しさをひたすら隠しているのと。
そんなグリザベラを見守るデュトロノミー。なのですが、ウチらの席からはそんなデュトさんさっぱり見えませんでした(;_;)

〜幕間〜

▼幸せの姿▲
ボンバルリーナが最初に出てきたかな?そのあとわらわらと出てくるわけですがウチらの真横でヴィクが止まる。
暫く見詰められる。後では百々マンゴが客相手に牽制してる。まさに気分は野良猫の集会に出くわした感じ(笑)
いやはやなんとも心地よい石井デュトロノミーの声。しかしやはり戴けないのはシラバブ。
以前聴いた時より声の出し方はしっかり作っているけど…友人Hが漏らした一言、『あぁ、ボスが好きそうな歌い方だね。』
うん、でも作りすぎて透明感が皆無。暖かさとかもね〜。やっぱり難しいのかなシラバブって。
確かに品川時代からシラバブは試行錯誤してました。多分キャスティングされた人数一番多かったと思います。

▼アスパラガス〜芝居猫〜▲
まわりの猫がいい感じに砕けた空気でした。ちゃんと“居る”って空気があった。
村ガスはもう何にも心配要らないアスパラガスだし。ジェリーロラムは初だけど落ち着いていて安心感のある感じ。
でも、でも!!♪ドレミファソラ“スィ”ド♪の人なのね!!(><)
♪仲間に奢られはなスィだす〜♪・・・Σ( ̄□ ̄)まぢで。
それ以外は良かったんだけどなぁ。
あとやはり三宅カーバの落ち着きの無いこと!ちょろちょろと何かしらしてます。でも邪魔にならない位のコレマタ良いサジ加減。

▼劇中劇グロールタイガー〜海賊猫〜▲
坂本センセのクリューミストは方耳バンダナで押さえてるのね。アレぺったんってなんないのかな〜。
グリドルボーンの登場をちゃんと見たのは今回が始めてかも(爆)宝箱ですか?あれ。
その登場シーンでのクリューたちが上手に揃ってグリドルボーンとグロールタイガーを交互に振っている。
“キエ〜ラ”でグリドルに向いて、“ミアモ〜レ”でグロールに向いてって・・・旧バーションみたい!!
わわわ〜(≧▽≦)ちょっとしたことなんだけど嬉しいっす!!いや、コミカルでわかりやすくて良いし。
しかし秋グリドル。やっぱりやっちゃった。♪グロ〜〜ルタイガ〜わた“スィ”にココロう〜〜〜ばわれ〜〜♪
・・・うっわー堂々としっかりハッキリ!!∑(@□@||
キス未遂の時や尻尾踏まれの時のサイアミーズの反応はやっぱコレがいいなぁ。うんうん楽しい!
ジェリクルボールで大失態しちゃった千葉ギル。調子悪いのかと殺陣が始まるまで心配してたんですが。
めっちゃ好調でした。てか寧ろ気合入れまくり。余程悔しかったんでしょうね〜(そりゃそうだ)
でも千葉ギルの殺陣も凄いけど、一番凄いのはそんなギルにちゃんと着いて行けちゃってる国立音大声楽部出身の村さんです(笑)
ラストの旗振り、芝タガー余裕シャクシャク。うわーこの顔めっちゃ懐かしい!!
さかさかさか〜っと去っていったサイアミーズ。グロールタイガーがガスにもどって最後にほろっと歌うシーン。
サイアミーズからスキンブルナンバーへの早替えがあるわけですよ。スキンブルナンバーは殆ど板付きですから。
私たちのすぐ後ろが出ハケ口だからだと思いますが、マジテの音が盛大に聞こえてきた(><)
ガスの歌も音数少ないから隠しようも無く。幕裏で大ワラワな情景が目に浮かぶ(爆)
早替えにはマジテだけどマジテは音が難点ですよね。これは役者さんにはどうにもできないですよ。
だから劇団側でなんとかしてあげてください。たぶん防音対策、裏幕一枚くらいしかないんじゃないかなって言う感じの聞こえ方でした。
そして出口間違えた猫が・・・こっちがドッキリしちゃったい。

▼スキンブルシャンクス〜鉄道猫〜▲
秋兎的にシラバブ役者に続く、スキンブル役者もどうもシックリこない大阪後、地方を回って帰ってきた五反田公演。
今回は鈴木スキンブル。秋兎的にはあまり好みの見た目ではないのですが(失礼。だって彫り深だもんで。)
鈴木さん独特のあの白い前歯がいい笑顔を演出してました。
ヤクザマンカス登場では芝タガーがツイストのような不思議なパンチ&キックで応戦(笑)
で、スキンブルが登場してコトが収まると『へっ、見てよ、大丈夫だってサ!』とちょっとおどけてみたり。
汽車組み立ての備品が(笑)けっこうある下手付近。案の定ドタドタ〜っと前方部分隊が走ってきた。
車輪持ってくジェミマの歌声が。♪スキ〜〜〜ンブルシャ〜〜〜〜ンクス・・・ってキー高いですよね。忙しそ〜(^^;
汽車完成で鳴る汽笛の特攻担当趙マンカスとその前にいる徐コリコの中国コンビ。
何かしらあったらしく趙マンカスが徐コリコのお尻をぺちん(爆)マンカス『なんだよ〜。』コリコ『いやいやいや(笑)』と笑ってました。
徐コリコの笑顔は相変わらず爽やかキラキラでしたが(笑)趙マンカスメイクのせいなのかめっさ凛々しい。
今回はナンバーラストの“弾むコリコパット”は見逃しました(TwT)かなり悔しいポイントです(泣)

▼マキャヴィティ〜犯罪王〜▲
増本さん本当に柔らかくなりましたね〜。小野ディミの残像が重ならなくなりました(爆)
もうすっかり増本ディミが確立しましたね!どことなくお痩せになった気がします。
ボンバルリーナは可も無く不可もなく。個性が出ればなお良いかと。

▼ミストフェリーズ〜マジック猫〜▲
の、前に(笑)マキャファイト。少しかわりましたか?タントミールの引き摺られとかなくなった??
横から観てる感じなので真ん中でやってることよりまわりが目に入った。
ランペルを庇ってたのはタントかな?でさらにカーバとかがそれを庇って。また違うところでシラバブも庇われたり。
いつもココはしっかり観たい!と思ってるんだけどまた失敗(><)今度こそ!!
で、ミストナンバーです。坂本センセです。やはり変わらなかった〜(爆)
先週まで松島さんという部外の方がミストだったので結構楽しみだったのだけど坂本センセに変わられて。
またもやあっちゃこっちゃなグランフェッテ。しかも回転数めっちゃ少ないし。
いや〜こんだけ歌ってるのにねぇ。こんだけ踊りこんでるのにねぇ。
これは本当に口があんぐりだったです(TwT)とほほ。ラストの光を絞っていくのは相変わらず大爆笑(泣)
星空にならないしね!!いいのか!こんなんでメモリー行ってさ!!!(怒)けっこう我慢できないんですけど。

▼メモリー▲
あああ、本当に豊かな声というのはこういう声なんでしょうね。
グリザベラの放つ一音一音、一言一言がすべて意味を成して耳とココロを満たしていきます。早水さん感動なんてもんじゃない。
そして最後、歌いきって去る時!丁度動きの動線が全部下手向きだったので全部見れてしまった。
立ち去ろうとして振り返ったその表情が!!もうなんとも言い難い、切なくも優しく本当に綺麗な表情をされていたのです。
メモリーと言う曲が浄化したのでしょうか。本当にピュアな目が切なくゆるやかに揺れていたのです。
皆が無言で見守る中、何の躊躇いも無く、心残りもないようにスッと去っていく背中に近づくシラバブ。
その気配に『え・・・?』と言う顔と戸惑い。『・・・いや、もう。』と再び歩き出す瞬間に取られる手。
その瞬間の空気の変わりようといったら!!なんて厳かで崇高な瞬間なんでしょう。

▼天井への旅▲

その後の戸惑いから生まれ変わったようにまっすぐな目をしたグリザベラが・・・!
そして♪ジェリクル集いて〜♪からのあの壮大で崇高なパワーがもうビシビシと!!
反対側(上手)台上で歌う趙マンカス、天を仰いで歌う姿がとっても格好よかったです。
下手台上の芝タガーもめっちゃカッコ・・・よかったけど地味〜に台から落ちそうに(爆)
・・・落ちなくてよかったです。

▼猫のごあいさつ▲
泣きそうになりました。いや、既に早水グリザに泣かされていましたが。
石井デュトロノミー、さすがエヴァンゲリストです。説法というと堅苦しいけど本当、神に近いんじゃないかと思いました。
そして猫達の立ち姿!最初はポージングなんですけど一回目のサビ後、直立不動に。え!?そうだったけ??
胸の前で手首を組み、まっすぐ立つ姿に心の奥に仕舞われていつつも忘れられなかった想いが蘇ってきました。
なんで、前からそうでしたっけ?なんでこんなにフィードバックしてるんだ自分。不思議なくらい懐かしいものが蘇ってきた。
はっきり言おう。福岡でのリニューアル後、楽しみながらも何処か外から観ていた四季CATS。
劇場に入っても何処か“知らない人の家”にお邪魔してしまったような何となく、知らない世界だったのです。
でも今回、確かに新CATSのままなんだけど、知ってる空気を感じました。良い意味で、ですよ。
とにかく最後のコーラスの空気感に圧倒され、嬉しいのと感動したので感極まってました。

▼カーテンコール▲
ラインダンス、下手最端からランパス、ジェミマ、コリコ!!わわわ〜徐コリコ!!!(≧w≦)
あれ〜大阪で上手で見た記憶あるんだけど・・・って思ったらソレはカテコのカテコだっけか。
いやもうキラキラ笑顔〜こっちが照れるわい!隣の友人Hは本当に照れてましたが(爆)
『観ていたくても照れてしまう〜。観れないよう〜』とはわはわしてました(爆笑)
最後、下手端で何処からか持ち出した空き缶(ゴミの一部)を尻尾で叩きノリノリの芝タガー。
すぐ目の前で繰り広げられたお茶目なタガーにウチラの一角が爆笑。無論私と友人Hも芝タガーの策略にはまり大爆笑。
するとそんな客席に、缶を打つ手を止めて『いやねぇ、笑わないでヨ』と言うように左手を顔の前でぺらっと翻す。
あれですよ、オバサマ系の“あら、ヤダ〜”みたいな(爆)いや、それはこっちのセリフですがな!(笑)・・・相変わらず油断のならねぇ猫だぜな。
握手は鈴木スキンブル。片膝付いて握手してくれました(笑)
斜め後ろのブロックでは増本ディミがおばさん軍団に大モテでした(^^;

 

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