CATS.大阪.2003.1.4 マチネ&ソワレ

C A S T
グリザベラ/早水小夜子ジェリーロラム=グリドルボーン/木村花江
ジェニエニドッツ/藤田晶子ランペルティーザ/松永さち代
ディミータ/増本 藍ボンバルリーナ/村上朋子
ジェミマ/大田未稀タントミール/高倉恵美
ヴィクトリア/大月 悠シラバブ/池田祐美子
カッサンドラ/大口朋子
オールドデュトロノミー/小林克人  アスパラガス=グロールタイガー、バストファージョーンズ/村 英俊
マンカストラップ/福井晶一ラム・タム・タガー/キム スンラ
ミストフェリーズ/蔡 暁強マンゴジェリー/李 涛
スキンブルシャンクス/飯野おさみコリコパット/徐 元博
ランパスキャット/百々義則カーバケッティ/三宅克典
ギルバート/千葉浩一タンブルブルータス/井水 類
マキャヴィティ/青山祐司



大阪最後の猫観劇です。今回はマチネ・ソワレを一つにまとめましたm(_ _)m
最後の最後に早水グリザベラでした!友人Hと共同出資で花束を贈らせて頂きました。
今回はマチネ・ソワレとも2階席。マチネは例のおやびん(ランパスと握手!)席。この前よりちょこっと前。
ソワレは下手よりの2階席一番前。
会場入り口で手渡される折り込みに休憩中のサインの列についての注意書きがありました。
やはり上手から並ばせていた列を下手に移したようです。夏の観劇後200字評に書き込んだのを確認して頂けたのかなぁ〜(^^;
さてさて開幕〜〜。

▲オーバチュア▼
マチネではヴィクトリアにメチカを受けました。暗闇でもうっすら光っていますヴィクトリア。
ソワレはあまりきませんでした。チラッとミストがゴミの陰から覗いていたかな?
楽も近いせいか、リピーターが多いのかあまり会場は大騒ぎにはなりませんでした。
この日は高倉タントミール。手足が本当に細長いです!お顔もオリエンタルな感じでシャムネコなタントにぴったりかも。
やはり舞台上の猫はランペルティーザ、ランパスキャット、コリコパットの3匹でした。
(ランペルが下の方から、ランパスとコリコが上の方から移動を始めます。)

▲ジェリクルソング▼
ライトに威嚇する李マンゴ。なんだか好きなんですよ、この李マンゴ。
初はキムタガー。う〜ん、甘い系ですね。
太田ジェミマ相変らず。最後の音どっか行っちゃうし(泣)席でズッコケちゃいましたよ、もう。
やはり早水さんの♪その孤独を♪は凄いっす!ゾクゾクってきます。重みが違います!!
ダンスがいいよなぁ〜。百々ランパスはダンスがお得意ですな。目立ちます。特に後ろに頭ごと反るヤツ。カッコいい!
三宅カーバもなかなかいいところにいるんですよね〜。ハレルヤ終わったあとの徐コリコとかもいいよなぁ。
雌猫陣では大口カッサンドラ!小さいけれどダイナミックなのがまさにカッサンドラですね。

▲ネーミングオブキャッツ▼
マチネはギルバート。千葉ギルってなんだか神経質そうだなぁ(笑)ソワレはシラバブ。その後タガー。
池田シラバブはマチネ観劇中から思っていたんですが、やはり近くで見てもその顔はシラバブじゃないです
可愛くないんだもん。シラバブメイクを綺麗につくるとわ!(怒)仕草とかもなんだか。仔猫じゃない。誰?って感じです。
そしてやはり三宅カーバの『その名・・・』またも通りすがり(笑)
いいなぁ、近くでお聞きしたし。どこいらに行くかはわかっているので静岡で・・・(爆)

▲ジェニエニドッツ▼
藤田ジェニエニはやはり好きになれないなぁ。おおらかさが無い。
昔の怖い系オバサン猫(石井さんや柴垣さん)でもやはりどこか母性的なおおらかさみたいなものがあったと思うんですけど。
怖い(強い)だけなんだよなぁ。藤田ジェニエニは。
ゴキタップ不調。一列になって1匹ずつ半身回転してスタンプ(上から真下に足裏全面を打ち付ける)していくところ。
マチネボロボロ。普通だったらタンタンタンタン・・・と一定の音符でいかなきゃいけないのですが総崩れしました(爆)
いつもドキドキするけど、実際こんなになちゃったのは初めて観た。四季でもあるんだー、こういうこと(^^;)
ソワレは途中危険地帯があったけどなんとか最後までいきました。どうやら真ん中ら辺に危うい方が居る模様。

▲ラム・タム・タガー▼
うわー、不完全燃焼。キムタガー微妙です(T_T)
声が甘々なわりにやさぐれようとする演技がマッチしません。所々唸ったりするのもなんだか中途半端な迫力。
キャラがあってないかなぁ。どういうタガーを魅せたいのでしょうか〜。どうなんでしょう。キムさんなら出来そうですけど。
雄猫陣はGood。マチソワ両方でやっていましたがおやびん(ランパスの事)タイヤからボンネットにカエルジャンプ!
しかも1、2、3〜で、びよょ〜〜んって。(1、2は反動付け)アレいつかズルッていったら可笑しいだろうなぁ(ニヤリ)
その後、例のおやびん指定席に寝っ転がる。尻尾と片足だけ縁からぶら〜ん状態。
すると、それまでスキンブルとエキサイトしていたコリコがそれを発見して電気スイッチの紐の如く尻尾を引っ張ると・・・。
なんと上半身だけ起き上がりこぶしのようにびよんって現れたランパス。しかも仏頂面。
さすがにビビるコリコ。思わず後ずさっていました。いやぁ〜、おやびんネタ満載。
李マンゴラストで上手の台で仰向けに寝転んで胸(腹?)を掻いている。しかも台から頭だけ出ているので頭さかさま。あれ血が昇らないのかな?
そんな状態でタガーに群がる雌猫の嬌声をぼへーっと見ている。良く解かっていない顔でした(^^;

▲グリザベラ▼
登場から殺伐とした空気を流させますね、早水グリザは。
近付いて来るランペルやシラバブに思わず手が伸びるのも少々卑屈な感じで、その姿がますます他の猫達との隔たりをつくっているような。
ここのグリザベラはそういった殺伐さとかがあるべきだと思います。
あまりやりすぎると展開が急に見えたりするから本当に微妙なサジ加減ではありますが。
しかし、井水タンブル。グリザに意地悪した後土管の中に後退して入って行くのはちょっと可愛くて困る(――;
マンゴが台の陰でグリザと目が合ってビクついているのはいいんです(笑)李マンゴだから。
でもタンブルが可愛いのは根本的にダメだろう。
(ちなみにそんなマンゴの斜め前方で微動だにしない増本ディミもお強くてよいです)
そんな空気の中、ふぅっと入る早水グリザの♪ごらんよ・・・♪が、もうっ!ぞぞぞぞっと足元からトリハダ立ちました。
早水さんは歌い出しが本当に巧いんですよね。
太田ジェミマ・・・っているより、太田さん、口でなくて喉の開け方がおかしいのでは。なんで篭るのかなぁ高音?

▲バストファー・ジョーンズ▼
村さんの『いらしゃ〜い♥』ってなんだか品よくて好きです。
藤田ジェニエニ・・・毛皮着ている時は気付かなかったですが、なんだか去年見たときより横幅増えてません?
ジェニエニの全身タイツって他の猫となんだか生地が違うのでまだそこまでボテっとして見えないのですが、いや、でも・・・(汗)
歌い方もなんだか唐突。ジェニエニドッツの根本が役作りに無いような〜〜(T_T)
ランパスおやびんはまたも色々とネタを振る。バストファさんの演説"デフレ克服!"に1匹でヤンヤの拍手をする百々ランパス。
しかも猿がシンバル打つおもちゃみたいに腕を直角にして拍手。(アホっぽいぞ、おやびん)
コリコやスキンブルにも『おいおい』って止められてしまった。しかも徐コリコ真顔。(笑ってなくてもべっぴんさんだなぁ〜・^^;)
♪不味い物を食わされた〜♪でミストとコリコと3匹でおろおろする所。柱の陰からそ〜っとバストファさんの様子を伺っていました。
ちゃんと手まで添えて覗いてました(笑)ちなみに反対側からはコリコも覗いていた。
でもゴルフボールを打ったあとの拍手は適当。いや、やはりランパスはそういう堂々とした事が似合うデス。

▲マンゴジェリー&ランペルティーザ▼
と、その前にマキャヴィティ出現。気付いたジェニエニの『マキャヴィティ!』・・・野太!怖!!
宝塚の男役さんもびっくりの低い声〜!!それジェニエニちゃうわーっ(><)
で、マンゴランペルナンバー。マチネは珍しく松永ランペル歌が辛そうでした。ちょこっと息がはずんでしまった。
ソワレは全然平気だったから、微妙に体力の配分がずれたかな?
李マンゴってなんだか面白い。特にスゴイ特徴がある訳ではないのだけれど、なんだかいいんですよ(笑)
なんでかな?自然体だからかな?可愛いんだけれど、けっこう頑張って男の子してるし。
あぁ、"かっぱらい!"がぁ〜。やって欲しいなぁ。でもあそこ前と振りが違うから動き的に無理かな。
前はリフトしている時だったから止まっていたんですよね、そういえば。だから言い切れたのかな?

▲オールドデュトロノミー▼
シラバブー!!なんだその動き!仔猫じゃないっすよソレ、ってな感じで。身のこなしや雰囲気に無垢さが無い!
小林デュト様は声が・・・。きっと声の張り方が若々しいんですね。
そして友人Hは『きっかけで動いているのがバレバレ!』と横で憤慨している。
まぁ、そうですね〜。きっかけ臭いですね、動き。

▲ジェリクルボール▼
何処だったかで、ミストとコリコがセンター割りで踊っていましたね!気付いてなかったんですよ、今まで。
くわぁぁ〜徐コリコ〜〜!!o(≧▽≦)o釘付けデシタヨ、おねぇさんは。
もう、なんなんでしょう、あのしなやかさと跳躍力と表情は!!見るたびに存在感増してきますね徐さん。
最後のピラミッドの時、両腕を上げた状態でしゃがみこんでいくのも、綺麗(すごい背中がしなる〜!)
ランパスとボンバルリーナのダンス。いつも出てくる彼らを見れない私(泣)
友人Hに出てくる前のランパスがカッコいいのに、と散々言われているにも関わらず、またマチネで見逃す。
多分、カーバ見てたんですよ。あっちこっち移動する三宅カーバの姿勢と表情が好きでして(笑)
村上ボンバル、今日なんだかタイミングが合っていませんです。ランパスと微妙に息が合わなかったです。
タント・ディミ・ボンバルのポージングの位置取りもボンバルが結構ぎりぎり。あそこは一回3匹の揃った絵をしっかり見せてからにして欲しいです。
月を仰ぐって感じを出して欲しい。あの背景にある動かない月こそ大事であって。
ソワレでこれまためずらしく、ヴィクのシェネ(ジェリクルボールの始まり)が揺らいだ。最後がガクっとなって怖かった(><)怪我しないでね〜。
なんだか雌猫陣が冴えませんでしたねぇ、今回。唯一、大口カッサの存在感が凄くよかったです。
雌猫陣のダンスキャプテンカッサンドラ。センターで踊るとホントにカッコいいです。

▲メモリー▼
早水グリザは本当に"ポツン"と現れますねぇ。立ち姿が何とも孤独で、それだけでグリザベラがどんな存在なのかがわかります。
木村ジェリロ、マチネは声が出しにくそうだった。シラバブは・・・歌っているだけですね〜。そこから何も感じないなぁ。
♪思い出よ還れ・・・♪の頑なさが心にきますね〜〜。

〜幕間〜

▲幸せの姿▼
わらわらと猫が出てくる中、三宅カーバセンターでふんふん臭いをかいだ後、客席を見て"びくぅ!"とする。(これがまた目が!)
マチソワ両方でやってた・・・というより、前に観劇した時もやってたからある意味三宅カーバの客席へのお遊びなのかも。その顔も可笑しい(^^)
デュト様やはり聴いていて落ち着かないなぁ。シラバブはやはり綺麗に歌おうとしているだけに聴こえます。む〜。

▲アスパラガス▼
木村ジェリロがぁ〜(><)マチネではなんと言葉の発音がメタメタでした(怒)
"サ行"と時々"タ行"がまったく発音出来ていなくて。木村さん舌っ足らずなのかな。摩擦音が出ない。
それはもう見事なまでに出来ていなくて。秋兎個人が発音・滑舌をとても気にするほうなので、凄く耳障りで辛かった。
無論、グロールタイガーのくだりまでそのまま。マチネ観劇後、『ソワレもコレ聴くの辛いなぁ』と思っていたら・・・
ソワレは全て直っていました(驚)すっごい意識して発音していましたね。ちゃんと出来るんじゃないですか、全く。
というわけで、それが一大事でして、あまり他を意識して見れんかったとですm(__)m

▲グロールタイガー▼
ソワレで、クリュー出のマンカス。なんだかびっこ引いて歩いているのでびっくり!
でもよくよく見てみれば、あのドでかいレッグウォーマーの片方がべろーんとずり落ちていた(笑)
直すのかな?って思ってたらそのまま退却。まぁ出ている時間短いしね。
ちなみに観劇後、友人Hに話したら「コリコは陰で直していたけどね。」と返された。流石コリコフリーク。
彼女曰く、けっこう徐コリコはやらかしているらしい(笑)
前回はどうにも我慢出来なくなって後ろ向いて鼻の頭掻いてたらしいし、今回はなんとくしゃみしたらしい(笑)
横にいたマンカスがびっくりしていたそう。H曰く、"マジくしゃみ"と断言している(笑)
『くしゃみしたあと移動して顔の前でわきゃわきゃやって誤魔化していたけどあれはぜったいマジ。』・・・感服致します、友人H。
見たかったなぁ、そんな徐コリコ・・・。
話が反れた(――;)ここでもマチネでは今日の微妙さが出ました。タイガーとギルバードの殺陣のタイミングがあわない。
一手目の間合が合わずでギル隊長二度足踏んじゃった。その後もぎくしゃくした殺陣に(泣)ソアレは持ち直していました。

▲スキンブルシャンクス▼
ここはみんな可愛いですよね〜〜(^^)振りも弾むような感じでリズミカル。
ソワレでは始まった途端に徐コリコ、最上手にいたカーバの所に膝スライディング。しかも両腕上げて。カーバも驚いてました。
さらにナンバー中にすっとヴィクの横を陣取りしっかり肩を組む。わ!なんか手馴れてないかソレ(爆)
ヤクザマンカス登場では相変らずデカ猫(カーバ&マキャだと思いますが)押し合い押し合い。
マチネではお互いの背中にくっついてぐるぐるまわる(爆)デカイのに〜。青山マキャだったから益々デカイのに〜〜(笑)
ソワレではいつもギルに振るだけのランパスが頑張って応戦しようとしていました。でもおやびん猫パンチ。弱そ〜。
オス猫陣がベットになるところでは、キムタガー、横のギルに寄りかかってカッサンドラまで寝られない。
もう!ってカッサもシラバブと一緒に抗議すると、あぁドーゾドーゾとカッサには場所を空けて勧めるタガー。大口カッサはお姉様ですね〜。

▲マキャヴィティ▼
増本ディミ、どんどん存在感が増してきましたね。オーラが出てきた気がします。
やはり、“ディミータはオーラ、ボンバルリーナは雰囲気”なんですよ。大事なのは。
このナンバーはテンポも遅いし、照明も派手ではないので、お客さんの目(気)を惹けるのはこの2匹以外に手段がないのです。
だから存在感が大事。

▲ミストフェリーズ▼
もうお馴染みみなった蔡ミスト。しかし私にはやはり・・・(−−;
今回、気付いたのは、蔡さんのピルエット(回転)ってなんかちょっとかわっていますよね。体の使い方に芯がないような気がしちゃうんです。
すごい首先行っていうか。後から体がついてくるのがなんだかとても遅い気がして。まわっているというよりねじれている・・・?
観ていて軸がない感じがしてしまうんです。いうなれば、洗濯機の中でまわる洗濯物のような。(解かり辛いかなぁ)
あと、ダンスのプレパレーション(準備段階)があまりないので急に飛んだりまわったりしているようにみえるのです。
だから逆に、アラセコンドール(フェッテ)の時が『はい、まわりますよ〜』と見え見えでダンスとして全体が流れていない気がしてしまった。
そういうところが、今回は気になったかなぁ。

▲メモリー▼
ここまでただ歌っているだけのシラバブって観たことないぞ(怒)しかもそれも“シラバブ”として観えない。歌う人がいるだけでした。
早水グリザは、少し歌い方がかわったかな?まぁ早水さんのグリザベラもまだまだ成長中ってことですね。
♪お願い〜♪からは今まで以上に凄い痛切でした。それまでの頑なさから一転、すべての感情が出たような。グリザベラの必死さが凄かった。
大阪で観たグリザベラはそういえばこんなに必死なものを感じなかったなぁ、そう、グリザベラは最後の賭けなんだから必死なはずなんですよね。
そんなドラマを改めて実感。

▲天上への歌▼
早水グリザの信じられないという顔から自分の意志を持って天上を見つめる気高い顔に変わっていくのが好きです。

▲猫にごあいさつ▼
あれ?あんまり記憶が・・・???

▲カーテンコール▼
ソアレで最後ラインになる時、百々ランパス、片足を客席に向かってうにょーんとゆっくり上げる。しかもムーディに!
おやびん何ソレ!なんで得意げなの!?
握手はマチネは無論おやびん。今回もちゃんと両手握手してくれました。でもどうやら端っこの人には両手みたい。
百々ランパスと両手握手したい方は最通路側を狙え!!
ソワレは嬉しい誤算で高倉タント。2階の最前で、しかもちょこっと中め(5番目位)だったので諦めていたんです。
ところが後ろの列が、端から3席空席で(もったいなや!)高倉タントは中まで入ってきて握手してくれたのです。ようは私の斜め頭上に高倉タント。
で、見上げていたら握手してくれました(^^)ちょいとヘンな構図でした。猫真下から見上げるとわ。

今回はちょっと微妙な猫さんが多くて、しかも池田シラバブには2人とも撃沈だったので、シアター出て思わず毒吐いてしまった。(案の定、1週間で消えた池田シラバブ)
今更ながらちょこっと反省。



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