CATS.大阪.2002.3.2

C A S T
グリザベラ/範 衛華ジェリーロラム=グリドルボーン/井上 ちえ
ジェニエニドッツ/藤田 晶子ランペルティーザ/相川 忍
ディミータ/増本 藍ボンバルリーナ/村上 朋子
ジェミマ/大田 未稀タントミール/久安 正子
ヴィクトリア/望月 由弥シラバブ/山内 桜子
カッサンドラ/富田 浩路
オールドデュトロノミー/小林 克人 アスパラガス=グロールタイガー、バストファージョーンズ/キム スンラ 
マンカストラップ/福井 晶一ラム・タム・タガー/荒川 務
ミストフェリーズ/坂本 登喜彦マンゴジェリー/趙 宇
スキンブルシャンクス/飯野 おさみコリコパット/徐 元博
ランパスキャット/辻 仁カーバケッティ/三宅 克典
ギルバート/千葉 浩一タンブルブルータス/井水 類
マキャヴィティ/赤瀬 賢二



3月2日、ソワレ公演。
前日の観劇でのカーバケッティがいたく気に入られた友人H。(ガスナンバー中のうなされカーバ)
彼がうなされることなく安眠できるようにと、なんと三宅さんに枕をプレゼントすると言い出しました。
そんなわけでわざわざ大阪まできて何故かハンズに繰り出す(笑)
でもそこで売っていたのは驚異の枕。なんとパウダービーズという、とっても細かいスチロールのビーズが入った物。
これがなんとも言えない触り心地。言うなれば“モチモチ”で“フニフニ〜”って感じ(どんなんだよ)
触っただけで思わず笑みがこぼれるシロモノ。他のお客さんもみんな触っては幸福な顔になっていました。
劇場裏手のマックでラッピング。気が付けば何故か秋兎とLUCE嬢であーでもないこーでもないとラッピング。
思わず「自分でやりやがれ!」とキレる(笑)それでも友人Hの為にカード用のシールを探しに行ってやる私。優しいなぁ(自分で言うか)
そこでウエスタンショップに入り店内をぶらぶらしているとインディアンのお守りとやらを発見。
半分くらい「辻さんに何か贈ろうかな〜」とも考えていたので色々と物色し出した私・・・。店員さんまでご親切に出てきてくれちゃった。
白黒基調のものがあったので、「ランパス出演時のお守りに」とご購入。(ランパスオンリー役者にはなって欲しくないのであえて“ランパス出演時”)
でも劇場と目と鼻の先。出所がすぐバレますかねぇ(ーー;

▲オーヴァチュア▼
昨日判別出来なかった、舞台上の猫。今日は角度が違うので見えました!すべり台の上で顔が見え・・・。アレ?今の顔は・・・もしや!
そしてそこから降りてきてはける時。左右色が違うレッグウォーマー。ランパスキャットじゃん。
ごめんなさい、昨日一瞬ジェミマかと思いました(爆)

▲ジェリクルソング▼
大事件発生。本日秋兎はコリコら辺を観察しようかと思っていたのです。昨日辻ランパスはいっぱい見たので。
そう思っていたのですよ!ところが!!歌が始まって、マンカストラップが歌う。シラバブが歌う。そしてランパス・・・。
♪っおそれないかぁー!♪“がつ!!”・・・はい?
なんだ今のハリのある歌声は。さらに伸ばした右腕を振りおろした勢いで舞台装置(ゴミ)を思いっきり手ではたきました!?(それが“がつ”。)
(何、何、なにいまのぉぉぉーーーー!!)と、心の中で叫ぶ。思わずランパスを見上げたまま固まってしまいました。
・・・なんか、えらい気合入ってません!?あからさまに昨日とオーラが違う。・・・もうダメです(^^;
こんな出だしじゃぁ、これ以降目が行くに決まっているではないですか!!はい、ランパスDAY決定(自爆)
そんなわけで、けっきょく大半、ランパスを追っていたジェリクルソング。
やはり、今日はなんかおかしいですよ!?本日のマチネでなんかあったのでしょうか?いつもの空気は何処へやら。
ハレルヤタワーでは(勝手に命名)集まった時点ですでに、異様にスタンスが広い。えらい自己主張(爆)
そして歌い出すと同時に腕が!手が!!ムードです!!・・・昨日は全然手とか前に出してなかったのに。ほとんど動いてなかったのに。
もう心の中では「何ー!アレは誰ーー!?きゃー、H○NEちゃーん!!(友人Hの事。)」と大騒ぎ。
ダンスも違う。足上げる勢いとか。兎に角一挙一動が気合!!って感じです。振りの間あいだにもかなり小芝居入れてます。
うう、彼を舞台上で着目してはや6年。こんな辻さん、見たことありません(爆)くはぁぁ〜(@◇@)
ちょっと可笑しかったのが、落ちてくる大靴。なんと“くもり”になりました(笑)どんって落ちてきて、ぼて。って。
猫たちも一瞬「?」って顔してました。「しゃぁー」とかやりながら「あれ???」みたいな。妙に靴を見入ってました。
私もCATS観劇32回目にして初めて横に倒れたの見ました。大靴がちょっとオマヌケに見えました。
昨日じゃばらして腕を降ろしたトコロ。本日は指先を伸ばしたまま微妙にスライダー状態で降ろしていました。

▲ジェニエニドッツ▼
あれ?やはりジェミマが違う。ジェリクルソングでなんか声がこもっているなぁと思っていたら。勢いないなぁって思っていたら。
がほーん。春原ジェミマのつもりで楽しみにしていたのでショック。(だからキャスト表確認しろって。)
ここでもやはり何かがおかしい白黒デカ猫。ゴキブリで上手客席通路からずいぶんとはっちゃけたのが一匹登場。
両手足を思いっきりバタバタさせてるので「あのゴキブリ異様にテンション高いなぁ。」なんて見送ってしまったら。・・・ランパスキャットでした。
絶対ヘンだよぉ〜う。面白いからいいんですけどね。

▲ラムタムタガー▼
変なのは辻ランパスだけでなかった。荒川タガー、ナンバーが終わった後、再び音楽が流れるといきなり
「じゅぇぇぇーーーん!!」(と、私には聞こえた)
意味不明な雄叫び。芝タガーじゃないんだから(爆)もちろん昨日はそんなことおっしゃってなかったですよ。客席で大爆笑してしまいました。
前は昼公演の方がパワフルだったけど、今は夜公演の方がテンション高いのかなぁ。

▲グリザベラ▼
前日同様・・・。
これって他の猫との関係に影響してくるくらい重要な事ですよね〜。
ジェミマ、歌が・・・(T_T)声がくぐもってて安定感がないし、迫力不足ですね。ここのジェミマは皆の声を代表して歌っているくらいの存在感がほしいです。
若い女の子ってある意味恐いもの知らずじゃないですか。けっこう周りから見てると素直なだけにキツかったり。
逆にディミータとかボンバルリーナには歌えない。誰だったかディミ・ボン役者さんがこうお話していたことがあります。
「彼女達は他の雌猫よりグリザベラに年齢が近いから、自分が年老いた時グリザベラの様になってしまうのだろうかという恐怖感もある」
ただグリザベラを疎んでいるのではなく、色んな意味合いを持つそれぞれの関係。ここではそれが明確になるべきなのではないでしょうか。
秋兎はそう感じています。きっと何回もCATSを見ている人達それぞれがこの場面をそれぞれに解釈しているんでしょうね〜。

▲バストファージョンズ▼
やっぱり神谷明・・・。でもちゃんと品の良いおじ様になってますね〜。役者だなぁ、キムさん。あのグロールタイガーと同一人物とは思えないです。
バストファさんの演説中、コリコパットだけでなく、他の猫までスプーンを攻撃。演説台からバストファさんが飛び降りた時、飯野スキンブルだけ異様に弾む。
・・・お肉の違い?(からっ!)時々、雄猫か雌猫かわからなくなる時ありません・・・?ほっそいんだもの、皆様!!(当たり前。)
お食事運び後、どうした親分!!何故ゆえ“体育座り”。あなたのランパスってそーゆー事するキャラか!?意外過ぎてカワイイ(爆)
思わず膝抱えた手の指まで組むところだったでしょ!(猫なのに)しかもバストファさん見上げた口、開いてましたよ!・・・あぁ〜おやびーん・・・。

▲マンゴジェリー&ランペルティーザ▼
今回の観劇旅行で初めて知りましたよ・・・。マンゴの上着(トラ柄の)ってあんなに伸びるんだ。
趙マンゴは名乗っている時に思いっきり引っ張ってるんですよね。凄い勢いで。なんかの漫画かってくらい、びよょーんって。
相川ランペルと趙マンゴだと泥棒って感じより、いたずらっ子ってかんじかな。気の向くまま盗んでそう。作戦とか立てなさそー(笑)
前の辻さんやアジさんとかだと一応マンゴが作戦立ててそうだったけど、このペアは頭使わなそうです(^^;

▲オールドデュトロノミー▼
ランペルマンゴ、とっ捕まったあとデュトロノミーに気付くわけですが、趙マンゴ、デュトさん眺めながら手にしていた戦利品をむきゅむきゅと抱きしめていました。
本日は上手の通路側だったのでデュトロノミーと、デュトロノミーを迎えに来たスキンブルが良く見えました。
飯野スキンブルはずっと毛繕いをしていました。しかも毛繕いに凄い集中していました(笑)ちゃみさんてさすがなんだが、ちょっとオーバーな所もあるかなぁ。

▲ジェリクルボール▼
おやびん、気合入りまくりの科白。目が異様に熱かった。
最後の「体休めてまっている“っばんっ!”そう!ジェリクルムーンの月の出を!」の“っばんっ!”がカッコいいんですよね。(両手で床を叩くのです)
むろんランパス見てましたが(^^;)おやびんも格好良いけど、きっとみんなも格好良いであろう。あそこで凄い空気が締まるんですよね〜。
あれってちょこっと和的な動きな気がして大好きです。“粋(いき)”っていうか。
久安さんのタントミールはすっごくシャープで格好良い。目つきがきりっとした表情を作る方なので、タントの見た目や動きに凄く合っています。
ディミ・タント・ボンバルでのポージングが終わって退場する時のタントの動きがとてもしなやかで綺麗でした。
そういえば、オーヴァチュアでの右足を伸ばす所での久安さんの足の甲に、友人Hはとっても感動していたそうです(マニアック…。気持ちはわかるけどね。)
ボンバル・ランパスのペアダンス。もしやとは思いましたが、やはり本日はオーラが!ある意味タガー状態のカッコイイオーラが、ランパスキャットに!!
年齢高かったなぁ。めっちゃ“オトナな2匹”でした(笑)いつももそうだけど今日は特にムードが(笑)
あと何処かでランパスとカーバケッティがセンター割りで踊っていて、その前にはミストフェリーズだけだったのでとても背が高い2匹が格好良かったですね。
秋兎的にはランパス・カーバ・タンブルブルータス・マキャヴィティは大きいイメージで、コリコは小さいイメージ。ギルバード・スキンブルは中間くらい。
マンゴは前は背高のっぽさんのイメージだったんですけどね。雄猫ってミストとコリコ以外は普通に大きい感じのイメージだったんですけど。
今は多種多様ですが、それはそれでおもしろいです。今回感じたのは、やっぱりキャラが確立してるか否か、なのですね。
例えば趙マンゴはいままでと全く違うマンゴだけれど、マンゴジェリーの根本はしっかり踏まえているから“あぁ、マンゴだ”って感じられたのだと思います。
マンゴの根本はきっと“少々オマヌケ(自覚無し)”。前回、夏に見た時は可愛い感じしか受けなくて、キャラが見えなかった。だからダメだったんですね、きっと。
そんなこんなな訳で、半分そんな事を考えつつ、半分はあまり書く事がないのかもしれない(自爆)だので、ちょこっと秋兎のCATS観を書いてみました(^^;

幕間。
…一目散に友人Hに駆け寄りました。(今回は通路はさんで1列違い)
「ちょっと!見ましたか!!何なんだぁ〜アレ〜〜!!」
「何なの!何なの!!がっ!って。ばしいっ!って。」
「踊りがぁ〜!!」
「足が上がってるよ〜〜。しかも勢いが!」
と、まぁこんな感じでハタから聞いたらよくわからない会話をしていました(^^;
友人Hのスルドイ一言。「やりゃぁ、出来るじゃねぇか。」・・・どこぞの某日本最大級ミュージカル劇団の某演出家A氏じゃないんだから(爆)

 


レポはここで終わっておりました。
たぶん力尽きたのかとくに書くことがなかったのか・・・。
 

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